【白馬村が第二のニセコへ】地価上昇による相続税への“見えない影響“~白馬村の例から考える税務の大切さ~

 現在、長野県の中信地区に位置する白馬村では大規模な開発が進んでおり、それに伴いスノーシーズンに限らずサマーシーズンでの観光客の流入が著しく増えています。

 土地価格の基準ともいえる路線価額は、全国並み居る観光地を抑えて白馬村が2年連続1位になっており、長野県屈指の観光地軽井沢町を超えるバルブとなっています。

 路線価とは、税金計算上の基準価格であり、相続や贈与を行う際の計算の基礎となる価格であり、それらが著しく増加することは税金面で注意しなければらならない事象とも言えるでしょう。

白馬村の地価、路線価

・ 最新データから読み解く“急上昇”の背景

 2025年、国税庁が発表した路線価は全国的に上昇傾向。中でも長野県白馬村は、前年に比べ 30%以上 の上昇率を記録し、全国トップレベルという注目の結果となりました。

 観光地として再び魅力を取り戻した白馬村。ホテルや商業施設、別荘などの開発が進み、「第二のニセコ」とも形容されるほどの注目を集めています。

 一方で、地価の高騰は税務上の「見えない負荷」をもたらす可能性があります。


・ 地価が上がると…相続税評価額も一緒に上昇!?

 土地の相続税評価額は、路線価に基づいて決まります。

 そのため地価が上昇すれば必然的に評価額も上がり、相続税の対象になる方が増えることにもなり得ます。

 今までは申告不要だったご家庭にも、新たに申告義務が発生する可能性があります。


・ 不動産評価に強い税理士への相談は“確かな備え”

 このような状況では、土地評価に詳しい税理士への相談・依頼が、税負担を軽減させる第一歩になります。

 制度の上手な活用によって、たとえば…

  • 貸家建付地など土地活用による評価減
  • 小規模宅地等の特例の適用
  • 相続税申告時における専門知識の裏付けがある節税と適正な評価

 などを検討することで、評価額が数百万円規模で抑えられることもあります。

 こうした選択肢を正しく検討できるかどうかが、相続税額に大きな差をもたらします。


・ いま考えておきたい“生前対策”のアイデア

地価の上昇が続く今だからこそ、生前からの備えが持つ意味はとても大きいです。特にご検討いただきたいのは以下のような方法です。

  • 土地を賃貸活用又は売買し、評価を下げつつ収益も得る
  • 生前贈与による資産分散
  • 収益化による納税資金の準備

こうした対策を早めに検討することで、相続発生後の負担を格段に軽減できます。


まとめ:観光地の恩恵と向き合い、税と資産を“守る”視点を

要点内容
地価の高騰白馬村の路線価が前年より30%以上上昇
税務の影響評価額が上がる ⇒ 相続税対象者・税額ともに増加
必要な対応評価に強い税理士への早期相談
生前対応土地活用・生前贈与・信託などによる対策を準備

 観光地としての再評価は、資産価値の高騰という形で反映されますが、一方で税務負担が増える可能性も見逃せません。

「価値を活かし、備えを整える」ことの大切さを、白馬村の事例で今一度考えたいものです。